青空に雲が浮かぶ日、田んぼを撮っていると、後ろの方から「おい、青年!」と

 

声が聞こえてきた。 思わず反射的に振り返ると、そこには軽トラの窓から顔を出した

 

顔なじみの農家のおじさんがいた。「今は何、撮ってんだい?」と、

 

いつもの質問が聞こえてくる。 こんなやり取りを、もう何年やっているのだろうか?

 

少し考えてみたが、全然思い出せない。 でも昔は「おい、お兄ちゃん!」と

 

声を掛けられていたが、ついに今回は「青年」へと格上げになった。

 

いや、これは格上げなのか。。。?

 

まぁ世間では、おじさんと呼ばれる歳になってきているのに、ここでは まだ青年で

 

いられるのかと思うと、少し嬉しくもあり、でもやはり悲しくもある。

 

そんな田んぼの現実でした。